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レアなのはメタルだけではない!レアアースの正体とは?

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最近ニュースで頻繁に耳にするようになった「レアメタル」。インジウム、ジルコニウム、モリブデンといった 携帯電話や自動車、液晶テレビなど身近な製品を作るのに欠かせない金属の名称である。 しかし、レアはレアでも「レアアース」という物質が世の中には存在する。 レアアースは日本語で「希土類」と呼ばれるネオジムやランタンなどの17元素の呼称で、原子核を 周回する電子の配置が特殊な為、他金属にはない、特殊な機能を発生する

プラズマテレビの発光体、デジカメのレンズ、強力磁石(ハードディスク、MRI)、ハイブリッドカーの バッテリーなどの二次電池など、日常生活で使われる様々な生活品に使われており、レアアース 無しでは今日の日常生活は成り立たない、といっても過言ではない。

このレアアース、実は中国でその9割が採掘されるとのことで、レアメタルに続き、中国の独占力が 非常に強い資源なのである。何故中国ばかりそのような資源に恵まれるのかと思ってしまうが、 これら地下資源に関しては「運」としか言いようがない。レアアース鉱石は中国だけでなく、オーストラリア、 インド等にも偏在しているが、中国のイオン吸着鉱と呼ばれる鉱石が現在ニーズの高い希土類を多く 有しているという。

イメージ画像それでは、レアアースの代りになるものは研究されたりしないのか? その答えは残念ながら「現状では難しい」との事らしい。なので中国依存は避けられないようだ。 ちなみにレアメタルの他にレアアースという物質が存在するわけではなく、レアメタルとはレアアースも 含めた希少金属の総称のことだ。ただしレアアースはしっかりとした学術用語であるのに対し、 レアメタルは単なる商業的に便宜上作られた用語らしい。

結局のところ「レアアース」も「レアメタル」も日本のハイテク産業には欠かせないものでありながら、 中国に依存しなければならない、という複雑な状況にある、ということだ。 いずれにせよ日本製造業の発展の足かせにならないことだけを祈りたいところだ。

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